1948-06-30 第2回国会 参議院 本会議 第56号
この調査の対象となりましたものは、先ず尾津事件、眞木康年の事件、蜂須賀事件、尚、青木繁吉事件資格審査の不実記載の事件、これらの事件を対象いたしましてこの調査会を開始いたした次第であります。併し蜂須賀事件は事國際間に関することではありまするが、その内容は家庭の紛爭が主因となつておつた次第であります。
この調査の対象となりましたものは、先ず尾津事件、眞木康年の事件、蜂須賀事件、尚、青木繁吉事件資格審査の不実記載の事件、これらの事件を対象いたしましてこの調査会を開始いたした次第であります。併し蜂須賀事件は事國際間に関することではありまするが、その内容は家庭の紛爭が主因となつておつた次第であります。
尚先般お取決め願いました眞木事件に關する小委員會、及び蜂須賀事件に關する小委員會、青木事件に關する小委員會、資格審査不實記載に關する小委員會、以上四つの小委員會の小委員長を亙選いたしたいと存じますが、この小委員長の決定については委員長に一つ御指名を一任お願いいたして如何でございましようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
蜂須賀事件につきましては、鈴木安孝委員を小委員長にお願いいたします。青木事件につきましては、岡部委がを小委員長にお願いいたします。資格審査不實記載に關する小委員會につきましては、私が委員長をいたしたいと思います。以上決定さして頂きます。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それから今後の当委員会におきましての取調の分担を定めたいと存じますが、先ず眞木康年の事件、蜂須賀事件、青木事件、資格審査不実記載事件等、この四つの分担を定めたいと存じますが、お手許に配付してありますごとき分担にすることに御異議ありませんでしようか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
第一に松島丸事件、第二に尾津事件、第三に眞木事件、第四に青木周一事件、第五に蜂須賀事件、第六に資格審査表虚僞記載事件、第七に全國の町の顏役の事件の概略及び審査進行状態、これだけを本委員会に第一段階としてこれを審査の目標にいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
又この外にも青木事件、蜂須賀事件というのがあるが、これも理由不明のままに裁判が進行していない。これらは超國家主義的な人物であつて、日本の民主化のためには好ましくないものであるのに拘わらず、裁判所がこのような措置を執るということは、裁判所が民主化に相反する行動を執るということになるので、國民がこれを認めるかどうかは非常に重大な問題となる。